簡便なサンプルアクセス

Tritonシステムでは、サンプルステージが大きい為、簡便にサンプルステージに実験用に装置を取り付けることができます。さらにスペースが必要な場合には、ステージ固定用のサポート冶具も取り外せます。

混合器ステージは、標準システムの場合、重さ10Kg迄のサンプルの取付が可能です。特注により、さらに重いサンプルの取付にも対応可能です。4Kプレート(PT2)は、60Kgのサンプルを取付可能です。

信頼・実績のある希釈冷凍機技術

オックスフォード・インストゥルメンツの希釈冷凍機ユニットは、数十年に渡る信頼と実績のあるリークタイトな溶接・銀蝋・はんだ技術に基づいて作られています。

オックスフォード・インストゥルメンツ社製の700以上の冷媒/無冷媒の希釈冷凍機システムが、世界中で使用されています。

低振動

サンプルステージにおける振動レベルは、100nm以下です(1Hz~1kHz)。これは、次の2つの機構により達成されました。柔らかい銅の板を使って、パルスチューブのコールドヘッドとサンプルステージの熱コンタクトをとれるよう設計されています。サポートの調整機構により、6度以内の傾きであればれ固定することができます。
 
Trition特有の調整可能なサポート機構は、水平方向の振動を軽減可能です。パルスチューブ冷凍機においては、垂直方向より水平方向の振動がより大きい為、この機構は振動低減に効果的です。
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

短い冷却時間

Tritonシステムは、ユニークで効果的なプレクールライン機構により、冷却昇温時間を短くすることができます。右のグラフは、混合器プレートに2Kgのサンプルを取り付けた時の室温から10mK迄(17時間)の冷却の様子です。12T超電導マグネット付のシステムでは、室温から10mK迄の冷却時間は、32時間(参考値)です。

 

温度安定性

温度コントロールは、新物質もしくはデバイスサンプルの性質を調べる実験において特に重要です。右のグラフは、アクティブフィードバック温度コントロール機能無しの最低温度の安定性を示しています。8.3±0.2mKであることがわかります。

20~300mKの温度範囲で、10μK以下の温度制御を実現しました。右のグラフは、30Kに温調した状態で0~12T迄 0.3T/minで励磁した際の混合器での温度を示しています。温度誤差は、標準偏差で3.5mK、最大で±7mKです。

取り外し可能なインピーダンス

高機能のコールドトラップを使用しても、数年以上使用された場合、微小なコンタミが蓄積されます。Tritonのインピーダンスは、標準的なVCRガスケットにより、必要な際に簡単に取り外しできます。

コールドトラップ

60Kにおいて内蔵コールドトラップは、1L以上の空気を吸収することができます。

システムは、ウォームアップ無で、6ヶ月以上運転し続けることが可能です。

外部のコールドトラップの液体窒素の保持時間は、標準で1週間です。ご要望により、さらに長い保持時間のデュワーもご用意できます。

温度計

5つのステージそれぞれに、4線式の温度センサーが取り付けてあります。センサー及びヒーターは、Lakeshore製370ACレジスタンスブリッジによりコントロールできます。

混合器に取り付けたRO2センサーは、Co60(NO)一次温度計を使って工場で再キャリブレーションされます。抵抗温度計は、RF環境の変化に影響を受ける為、キャリブレーションが必要となります。納品の度に本キャリブレーションを行っており、精度はご信頼いただけます。

 

ガスハンドリングシステム

リークのリスクを最小限に抑えた圧力開閉式のベローシールバルブを使用したシステムです。圧力開閉式のバルブを採用しており、停電時、冷媒がブロックした場合にも対応できます。スイッチは、マニュアルコントロールも可能で、ソフトウェアを使用せずにコントロールできます(5気圧の圧縮空気は必要です)。

 

オイルフリーポンピングシステム

Pfeiffer製 HiPaceターボポンプは、磁気カップリングを採用しており、寿命が約100,000時間です。UL規格対応。

オックスフォードインストゥルメンツ社で使用しているモデルは、温度制御に最適となるようカスタマイズされています。


 

 

 

 

Pfiffer製のAdixenドライマルチステージポンプは、半導体産業で高い信頼性を得ており、UL規格対応です。ルーツポンプは、ポンピング速度が速いことが特徴で、ターボポンプの性能を生かすことできます。


 

 

 

 

 

高スペックのKNF 2段式ダイヤフラムコンプレッサは、オックスフォード・インストゥルメンツ製品用に特別にカスタマイズされています。UL規格対応です。4気圧という高い圧力下でも運転でき、コンデンスラインの冷却箇所でも安全に使用できます。また、混合ガスが漏れ出る危険性も最小限に抑えられています。ダイヤフラムコンプレッサーを使用することがで、スクロールポンプを使用した場合のシール材からのゴミによるコンタミの問題が生じる可能性がありません