極低温環境用窓
試料が光照射を受ける、あるいは試料からの放射光を観測せねばならないような環境でクライオスタットが使用されることも多々あります。それゆえ、放射光が試料スペースを透過できるよう、適切な窓をクライオスタットに組み込むことができることが必要です。
窓材
選択される窓材の種類は、放射光の波長と強度、温度、変更の有無を基に決定される必要があります。当社では、紫外、可視、中~遠赤外用の幅広い範囲の窓を取り扱っております。
当社が提供できる窓は以下の例の通りです:

取付窓
真空気密を要する室温窓は、一般にゴム製"O"リングにて封止されます。取り付け方法は、窓への負担を最小限に抑え、必要に応じて簡単に取り外すことができます。
放射線遮蔽窓は真空気密である必要はありませんが、窓が熱的に係留されていることが重要です。
このことは、ばねクリップを使用して、銅マウント内に窓を保持することにより達成されます。
500ケルビンに達するクライオスタット用には、唯一、サファイア窓を内窓として使用することができます。